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SNSで話題となっている、ハンバーガーの自動販売機を静岡市葵区で発見。昔のレトロな自販機が好きで再現したかったと話すのは、運送会社の専務でした。従業員に喜ばれているようです。
買ってみました
ハンバーガー自販機を探してやって来たのは、静岡市葵区の郊外、流通センターの近くです。
道路沿いに「ハンバーガー」と書かれたその販売機はありました。
知る人ぞ知る話題のハンバーガー自動販売機は、いまSNSで注目を集め、昭和レトロ好きを中心に人気となっているんです。
6種類あるハンバーガーは、どれも1つ350円です。どんな感じで出てくるのか買ってみました。
テレビ静岡・小倉彩瑛アナウンサー:
ちょっと見てみてください。照り焼きマヨ、ピザ、特製タルタル、ポテトミート。すごい種類が豊富なんですよ
新作だという「ポテトミートバーガー」を買ってみると、冷たい状態で箱に入っているハンバーガーが出てきました。
冷えた状態で持ち帰り、電子レンジで温めて食べるというこちらのハンバーガー。一体どんな人が買っているのでしょうか。
買いに来た人:
よく仕事終わりに買いに来ます。うち会社の専務が、趣味と福利厚生で置いてくれているんですよ
買いに来たのは、販売機を設置した会社の従業員でした。
静岡市のマーキュリーという運送会社が、福利厚生も兼ねて設置したという自動販売機。でもなぜ、ハンバーガーだったのか、本社に行って聞いてみることにしました。
運送会社がなぜハンバーガー?
マーキュリーの内田恵子専務によると、長野県の業者から仕入れたハンバーガーを、マーキュリーで自販機に詰めているそうです。
マーキュリー・内田恵子専務:
レトロ自販機が好きで、昔は買うとちゃんと温まって出てくるのがあったんですよ。でも探したけれどなくて。今回設置した自販機は温まらないんですけど、まあいいかと!
当初探した昭和レトロなハンバーガーの自動販売機は見つけることができず、出会ったのが今の自動販売機。2022年の12月に設置しました。
決め手は「味」
レトロっぽさのあるデザインにも引かれたそうですが、設置の最終的な決め手となったのは ハンバーガーの味でした。
内田専務:
昔のは本当にパンがカサカサで、そんなおいしいという感じではなかったんです。これはこだわりを持って作ってくれているので、皆さんにおすすめしてます
ハンバーガーを作っている業者「ガレージいじりや」にも電話で話を聞いてみました。
ガレージいじりや・小林由季さん:
自動販売機で出てくるから「こんなもんか」という商品では面白くないので、ほかに売ってないようなハンバーガーを選びました。商品開発もすごく力を入れております
種類の豊富さ、そして自動販売機自体のレトロな雰囲気も評判です。
元々は1台だけだった自動販売機も、いまや静岡や山梨など14県28台と、全国に広がりを見せているそうです。
内田専務:
つい最近、急に売り切れになる日が出始めました。なんだろうと思ったら、どなたかがインスタとTikTokに上げてくれて、それで売り切れが続くようになっていました
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静岡県では現在3台が稼働中。みなさんのお住まいの近くにも今後進出してくるかもしれません。
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